ライアーゲーム -再生(REBORN)-
ライアーゲーム -再生(REBORN)-・・・
ファイナルステージから2年―
すべてが終わったかに思えたライアーゲーム。
壊滅的打撃を受け闇の世界に消えていった出資者達。
しかしゲームに終わりはなかった。
「エデンの園ゲーム」でプレイヤーらを勝利に導き、ライアーゲーム事務局を破壊した秋山深一。
その秋山唯一人を狙って復讐に立ち上がったかつての出資者がいた。
彼女の名はΩ。
彼女は新たなLGT事務局を作り上げ、ゲーム開催の時を狙っていた……
ケンタとジュンとカヨちゃんの国
ケンタとジュンとカヨちゃんの国・・・
ケンタとジュンは、孤児院で兄弟のように育った幼なじみ。
工事現場で電動ブレーカーを使い、ひたすら壁を壊すだけの解体現場で働く日々を送っていた。
低賃金と過酷な労働環境、そして職場の先輩・裕也の陰惨ないじめに、行き場のないいら立ちを募らせていた。
ある日ナンパに出掛けた二人は、カヨちゃんという女の子と出会う。
それ以来、ジュンはカヨちゃんの部屋に転がりこんでいた。
フィッシュストーリー
フィッシュストーリー・・・
1975年 早すぎたパンクバンド「逆麟」は世間に理解されないまま解散へ向かおうとしていた。
彼らは最後のレコーディングで「FISH STORY」という曲を演奏する。
1982年 気の弱い大学生は「FISH STORY」の間奏部分に「女性の悲鳴が聞こえる」という噂を聞く。
さらには出会った女性に「いつか世界を救う」と予告され…
2009年 修学旅行中に眠り込んでフェリーに取り残された女子高生は「正義の味方になりたかった」コックと出会う。
その直後、二人はシージャックに巻き込まれる
2012年 街が静まり返るなか、営業中のレコード屋の店長は「地球が滅亡する日でも好きなレコードを聴いていたい」と、「FISH STORY」に耳を傾けている。
「FISH STORY」という曲の間奏には、なぜ1分間の無音部分があるのか?
果たして2012年地球は滅亡してしまうのか?
時空を越えてすべてがつながった時、想像を超える爽快なラストがやってくる!!
HINOKIO ヒノキオ
HINOKIO ヒノキオ・・・
突然の事故で、母サユリを亡くした少年・岩本サトルは、ショックからリハビリを拒否し、車椅子で部屋に引きこもる生活をしていた。
サトルの父で技術者の薫は、そんな息子を心配し、自ら開発したロボット《H-603》を与える。
遠隔操作で自由自在に動くロボットによる代理登校で、サトルは1年ぶりに学校に通い始める。
このロボットは材料にヒノキが使われていることから、ヒノキオと命名される。
ふとしたきっかけでガキ大将のジュン(多部未華子)らと仲良くなったヒノキオ(=サトル)は、友情を知り、少しずつ心を開いていくのだが…。
青空のゆくえ
青空のゆくえ・・・
東京・三軒茶屋の早朝。
新聞でいっぱいになった自転車を颯爽と走らせるひとりの少年。
彼の名前は、西原中学校3年の高橋正樹。
正樹が人知れず新聞配達をしているのには、理由がある。
毎朝同じ家に新聞と一緒に手紙を入れ、2階の部屋へピースサインを送るためだった。
そこは正樹の幼なじみの、矢島信二の部屋だった。
信二はクラスメイトの勝也のせいで、もう2年も学校へ来ていない。
自分は信二を助けられなかった。
不良の勝也との対決を避けた。
正樹の心には、悔いが今でも残っている。
新聞配達を終えると、朝練のために誰よりも早くバスケットコートを目指す。
それが正樹のいつもの朝の儀式だった。