てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~
てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~・・・
海の生物が大好きな金城は、幼なじみの由莉と結婚するため、故郷の沖縄に戻ってきた。
子供にも恵まれ、開業したレストラン事業も軌道に乗った頃、久しぶりに潜った海でサンゴが悲鳴を上げているのを目の当りにする。
30年間で、サンゴ礁の9割が死滅していたのだ。
もう一度、美しいサンゴ礁を由莉に見せたい。
金城は経営が順調だった店を閉め、サンゴを再生させる決意をするのだった。
曲がれ!スプーン
曲がれ!スプーン・・・
クリスマス・イブ、とある喫茶店“カフェ・ド・念力”。
そこでは、1年に1度本物のエスパー達が集い、普段ひた隠しにしている自らの能力を思う存分披露し合うエスパーパーティなるものがひらかれていた。
一方、超常現象バラエティ番組のAD・桜井米は、番組企画でエスパー探しに出発!
視聴者からの情報を頼りに日本全国を旅して回るがインチキばかり。
そんな米がひょんなことから、“カフェ・ド・念力”にたどり着く。
突然の米の来店に、自分達の超能力がばれてはならぬと、右往左往のエスパー達!
その上、偽エスパーの存在が発覚したからさあ大変!!
果たしてエスパー達は無事米を帰すことが出来るのか!?
群青 愛が沈んだ海の色
群青 愛が沈んだ海の色・・・
国際的なピアニストとして活躍してきた由起子は、病気療養のため南風原島にやってきた。
そこで漁師の龍二と出逢い恋に落ちる。
娘・凉子を授かるが、由起子は病気が再発し、この世を去る・・・。
【18年後】
凉子と大介、一也は共に南風原島で生まれ育った仲良しの幼馴染。
ただ、久方ぶりの再会に3人の関係に変化が訪れる。
凉子を想う一也、一也を愛する凉子、二人を遠巻きに見ながらも凉子に想いを寄せる大介・・・。
3人の運命は、群青色のガラス玉と深い青の海に輝く真っ赤な紅珊瑚を軸に揺れ動いていく・・・。
やがて、凉子は一也と結婚を約束する。
しかし、一也は凉子の父を説得するために宝石サンゴを獲りに深く潜り、帰らぬ人となってしまう・・・。
あまりの悲しみに生きる意味を見い出せず、自分の世界に閉じこもってしまった凉子をそっと見守るしかない父と大介だった・・・。
隠し砦の三悪人THE LAST PRINCESS
隠し砦の三悪人THE LAST PRINCESS・・・
戦国時代、隣国・山名に攻め込まれ陥落した秋月の城では、消えた埋蔵金と世継ぎである雪姫の行方を追って山名軍が躍起になっていた。
そんな中、金掘り師の武蔵ときこりの新八は、偶然、秋月の隠し金を見つける。
が、突如現れた真壁六郎太と名のる男とその弟に捕えられ、金も奪われてしまう。
金を秋月の同盟国・早川へ持ち出そうと企む六郎太に武蔵は敵国の山名を横断する奇策を提案し、金の分け前を要求するのだった。
タッチ
タッチ・・・
上杉達也と和也は双子の兄弟。
隣に住む浅倉家の一人娘の南とは、小さな頃から何をするにもいつも一緒の幼馴染み。
自分たちの明青学園が甲子園に出場することを夢見る南。
スポーツ万能で成績優秀な弟の和也と明るく可愛い南は誰もが認める似合いのカップル。
それに反し、兄の達也は落ちこぼれ。
勉強、スポーツ、異性からの人気と、和也に比べるとどうしても見劣りしてしまう。
和也は好きな南の夢を叶えるために野球部のエースとして活躍していくが、一方で達也も心の中では南のことを想っていた。
南は和也からの好意を知りながらも、密かに達也の方に惹かれていった……。
南が最初にキスをしたのは達也だった……。
ロボコン ROBOT CONTEST
ロボコン ROBOT CONTEST・・・
高専に通う「めんどくさい」が口癖の里美。
1ヵ月の居残り授業の代わりにロボット部に入ってロボコン(=ロボット・コンテスト)に出場することになる。
ロボット部はやる気のない部員のせいで大会出場人数の3人を満たせず、自分は頭数合わせと気づくが、時すでに遅し。
渋々、地方大会へ出場することに。
試合には当然のごとく敗れたものの、マシンのユニークさを買われて、なんと彼らは全国大会出場の切符を手にしてしまう!
かくして、友情、根性、努力の似合わない部員たちの、熱い挑戦が始まった!
卒うた 第4夜 「卒業写真
第4夜 「卒業写真」・・・
ラジオのパーソナリティーになるのが夢で上京してきた立花仁美。
念願かない、充実した毎日を送っていたが、ある日、マネージャーの下村から、テレビのバラエティ番組のレギュラーが決まったため、ラジオの仕事は辞めてもらうと告げられる。
かねてから「ラジオの仕事が好きなので、ラジオは続けさせて欲しい」と希望していた仁美にとって、この宣告はまさに青天霹靂。
大きな衝撃を受ける。
そのときは彼によろしく
そのときは彼によろしく・・・
遠山智史は、幼い頃からの夢が叶い、現在は水草を扱う小さなショップを経営していた。
そんな智史の店に、モデルの森川鈴音がやってきて、ここで働きたいと言い出す。
戸惑いながらも、鈴音を雇う智史。
そうして2人で働くうちに、智史は、鈴音が幼馴染みの滝川花梨であることに気づいた。
再会を喜び合う智史と花梨は、子供の頃に一緒に遊んでいたもう1人の親友・五十嵐佑司の存在を思い出し、彼の行方を探し始めるのだが…。
世界の中心で、愛をさけぶ
世界の中心で、愛をさけぶ・・・
高校時代、初恋の相手だったアキを病気で失った朔太郎。
それから十数年がたち、大人になった朔太郎には律子という婚約者ができた。
ところが結婚を目前にしたある日、律子が「心配しないで」と書き置きを残し失踪。
朔太郎は彼女の行き先が2人の故郷である四国だと知り、すぐさま後を追う。
だが故郷をたどるうち、しまいこんでいたアキの記憶が次々と甦った朔太郎は、思い出の迷宮に迷い込んでしまう。
岳 -ガク-
岳-ガク-・・・
島崎三歩は、世界中の山を登り、山の楽しさ、山の厳しさ、山の美しさを知り尽くした山岳救助ボランティア。
山の素晴らしさを多くの人たちに知ってもらいたいという三歩は、たとえ自分の過失で遭難した者であっても、決して責めることはしない。
仮に要救助者が死亡していたとしても、その遺体に向かって「よく頑張った」と労わりの言葉をかける男である。
そんな三歩の暮らす山に、北部警察署山岳救助隊に配属されたばかりの椎名久美がやってくる。
久美は、同じ山岳救助隊の隊長・野田や三歩の指導の下、厳しい訓練をこなし新人女性隊員として着実に成長していく。
しかし、実際の救助では自分の未熟さや大自然の猛威により、遭難者の命を救うことが出来ない日々が続く。
打ちひしがれ自信をなくす久美。
そんな折、猛吹雪の雪山で多重遭難が発生。
救助に向かった久美を待ち受けていたのは、想像を絶する雪山の脅威。その時、三歩は……。